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海賊版撲滅キャンペーン

映画は可能な限り映画館で鑑賞すると決めているのだが、その思いを挫く不快な映像がある。

海賊版撲滅キャンペーン

女の子が黒い涙を流して「映画が盗まれている。感動も盗まれている。」と言った後にドクロマークに変るという非常に出来の悪い海賊版撲滅キャンペーンの映像である。
突っ込みどころは沢山あるのだが、そもそも海賊版は見ないようにというメッセージを1000円や1800円の金を払って映画館に足を運ぶ人に対して流すのはおかしい。映像も映画が始まる寸前に流れるにしては暗いのでワクワク感が消えてしまう。コピーも「映画がシェアされている。感動もシェアされている。」と変更したらP2Pでファイル交換している連中が肯定されてしまうような下手なメッセージだ。感動はシェアできた方がいいだろう。映像の最後に「Save our Movies」と表示されるが、「our」ってのはハリウッドの人々を指してて観客は入ってないよなと勘繰れてしまう。本来は「our」に映画館の観客やDVDを観る人も含めて「みんなの映画をがんばって残そう」みたいな意味にしたいのだとは感じないわけではないが外している。

この映像、映画館のCM枠を著作権協会が買って流しているのかと思っていたら、

山口県の映画館でのQ&A「海賊版撲滅キャンペーンCM廃止希望」

を読む限り配給条件にくっついてきているようだ。

「映画館に足を運ぶ。正規DVDを買ったレンタルDVDを借りる。などをしてくれないと『我々』映画界・映画人に金が戻らず、映画が衰退しちゃいます」というメッセージを流せばいいだけなのだから、もっと考えて欲しい。映像のプロなのだし。

映画館では、「本日はご覧いただきましてありがとうございます。お客様がお金を払って観ていただくおかげで我々映画人は次の作品を作ることができます。次回も皆様の期待を裏切らない映画を作っていきますので次回もご贔屓宜しくお願いします。」みたいな感謝のメッセージだけ流してくれればいいんじゃないか?

現状の映像を流すのは即刻中止して欲しい。
私に限れば、あの映像をみてゲンナリして年間で3本くらいは映画鑑賞の機会損失している。

10:15, コメント (1), トラックバック (0)

コメント
桂木 源一郎, 2009/10/19 11:26 AM

初めまして。私は映画好きの者です。私はあの広告を何度も見ましたが、あれは『気分を台無しにする広告』ではないと思います。今はもう違ったCMになりましたが・・・。



『映画の海賊版』という、決して許してはならないことを皆様に伝える手段なので、『許されない行為』ということを皆さんに伝えるために、あえてインパクトの強い内容にしたのでしょう。



そして、記事で書いています『海賊版は見ないようにというメッセージを1000円や1800円の金を払って映画館に足を運ぶ人に対して流すのはおかしい』という考え方は、ちょっと違う気がしてなりません。海賊版という犯罪の現実から目を背けているような気がします。


現実は、全てがキレイなものだけではありませんよね。『感動』だけでは、どうしても壊せない現実もあることを忘れてはいけません。それを今の時代だからこそ、国民全体が理解しなければいけないと、私は思います。